特選ベスト 新沼謙治/古里はいいもんだ・・・

新沼謙治 特選ベスト 新沼謙治/古里はいいもんだ・・・歌詞
1.古里はいいもんだ…

作詞:仁井谷俊也
作曲:弦哲也

山女(ヤマメ)焼いてる 囲炉裡のけむり
これが故郷の 匂いだよ
祭り太鼓を 遠くに聞いて
おふくろ料理に 舌づつみ
いいもんだ… いいもんだ…
いくつになっても 古里は
いいもんだ…

都会(まち)の疲れを 湯槽(ゆぶね)で流しゃ
幼なじみが 声かける
郷里(くに)の訛りで 仇名(あだな)を呼べば
こころは戻るよ あの青春(ころ)に
いいもんだ… いいもんだ…
いくつになっても 古里は
いいもんだ…

若い頃には 一升酒も
今は二合で 高いびき
眠る親父の 髭面(ひげづら)みれば
鉄拳(げんこ)の痛みも 懐かしい
いいもんだ… いいもんだ…
いくつになっても 古里は
いいもんだ…

いいもんだ…


2.おもかげ遠歌

作詞:石本美由起
作曲:市川昭介

とじた瞼のヨー
向うに浮かぶヨー
遅い春くる 桑畑
面影村は 山の里サ
俺のつれなさ 恨んで泣いて
嫁いだ女が いまも住む いまも住む…

汽車に乗ったらヨー
明日は着くがヨー
帰りたくても 帰れない
面影村は 別れ里サ
愛にそむいた この身になれば
いまさら会わす 顔もない 顔もない…

夏はつかの間ヨー
秋から冬へヨー
夢も凍るか 夜の寒さ
面影村は 雪の里サ
いまじゃ誰かの 母親だろう
幸せ祈る 俺なのさ 俺なのさ…


3.凧あげ峠


4.北の故郷


5.厚田村

作詞:山田孝雄
作曲:浜圭介

北は 寒いからね
春は遅いさ 五月だよ
人のいいこと だけは
内地の人には 負けないよ
心のいい奴程 他人に
だまされて 行くよね
浮雲よ 厚田の海よ
来年は 彼女と来るよ

北の 酒はうまい
夢を語らい 飲み明かそう
遙かアモイの 夜明け
今年は鰊が 来るだろうか
心のいい奴程 海を
いつまでも 見てるね
浮雲よ 厚田の海よ
岩陰に ハマナスゆれる

明日は別れて行くけれど
忘れるな カモメよ
浮雲よ 厚田の海よ
さよならは 又逢うためさ


6.愛妻 北挽歌

作詞:石本美由起
作曲:市川昭介

鰊(にしん)が獲れた あの頃は
俺も女房も 若かった
番屋暮らしの 共稼ぎ
俺はヤン衆と 鰊(にしん)舟
声を弾ませ 声を弾ませ引いた網
過ぎたあの日の 懐かしさ
こころ愛妻 北挽歌

祝いの餅に 子供らは
大漁景気(たいりょげいき)の 笑い声
網の破れを 妻は縫い
俺はソーラン 男節
酒を相手に 酒を相手に上機嫌
今じゃ岬の 潮風に
ゴメが思い出 呼ぶばかり

昔と同じ海の彩(いろ)
鰊(にしん)ばかりが なぜ来ない
沖の漁場が 命なら
俺は一生 漁(いさ)り舟
伸(の)るか反(そ)るかは 伸(の)るか反(そ)るかは時の運
波と苦労を 唄おうか
こころ愛妻 北挽歌


7.おもいで岬

作詞:阿久悠
作曲:川口真

春はたき火の燃えのこり
消えた流氷 とぶ鴎
酒を片手の 親父らが
顔をゆるめる 口ずさむ
北の岬は 今もなお
忘れられない
忘れられない おもいで岬

夏は真赤な ハマナスが
夜に人待つ 虫も鳴く
人目しのんで 若い衆が
肌を寄せ合う 月の下
北の岬は 今もなお
忘れられない
忘れられない おもいで岬

秋ははやばや 色づいて
風の音する すすり泣く
酒が恋しい 人恋し
手紙ばかりを 書く夜ふけ
北の岬は 今もなお
忘れられない
忘れられない おもいで岬

冬はたずねる 人もなく
白い灯台 ただ一つ
耐えてしのんで 船のりが
行方たずねる 目をはらす
北の岬は 今もなお
忘れられない
忘れられない おもいで岬


8.嫁に来ないか

作詞:阿久悠
作曲:川口真

嫁に来ないか ぼくのところへ
さくら色した 君がほしいよ
日の暮れの公園で ギターを弾いて
なぜかしら忘れ物している 気になった
しあわせという奴を 探してあげるから
嫁に 嫁にこないか
からだ からだひとつで

嫁に来ないか ぼくのところへ
財布はたいて 指輪買ったよ
たんぽぽを指にはめ よろこんでいた
あの頃と同じよに 笑ってくれるかい
傾いたこの部屋も 綺麗に片づける
嫁に 嫁に来ないか
からだ からだひとつで

真夜中のスナックで 水割りなめて
君のことあれこれと 考えているのさ
幸福という言葉 ぼくにはキザだけど
嫁に 嫁に来ないか
からだ からだひとつで


9.北挽歌


10.村祭りの前に


11.北を恋うる歌

作詞:たかたかし
作曲:幸耕平

みなと盛り場西へ流れて
きょうは瀬戸内潮泊り
酒つぐ女の北国なまりに
男のこころが風になる
ゆきずりの港町
飲むほどに酔うほどに無口になるね
「あんた夢をすてないで」
おまえの声がする

うまれ故郷は雪どけ頃か
谷に瀬音が響く頃
人は誰でもふるさとひきずる
悲しいこころの旅人さ
ゆきずりの港町
逢いたくてせつなくてこの胸痛む
そうさ悪いのは俺さ
あまえていたんだね

春に背をむけひとりさすらう
窓に大橋灯がにじむ
ゆけどもさびしいはるかな旅路よ
男のやすらぎどこにある
ゆきずりの港町
酒を飲む酔いしれる霧笛を聞いて
今もゆれるほほえみよ
おまえが恋しいね


12.津軽恋女

作詞:久仁京介
作曲:大倉百人

津軽の海よ 竜飛岬は吹雪に 凍えるよ
日毎夜毎 海鳴りばかり
愚図る女の泣く声か
津軽の女よ 別れうたひとつ くちずさむ
にごり酒に想い出浮かべ
かじかむこころの 空を見る
降りつもる雪 雪 雪 また雪よ
津軽には七つの 雪が降るとか
こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪
みず雪 かた雪 春待つ氷雪
津軽の女よ 枕乱して 引き込む 恋女
愛に生きて夢に生きて
白いかげろう 空に舞う

津軽の女よ ねぶた祭りの
ゆきずり たわむれか
過ぎた夜の匂いを抱いて
帰れと叫ぶ 岩木川
降りつもる雪 雪 雪 また雪よ
津軽には七つの 雪が降るとか
こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪
みず雪 かた雪 春待つ氷雪
津軽の海よ 三味がゆさぶる
じょんがら聞こえるよ
嘆き唄か 人恋う唄か
胸のすきまに しみてくる

降りつもる雪 雪 雪 また雪よ
津軽には七つの 雪が降るとか
こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪
みず雪 かた雪 春待つ氷雪

降りつもる雪 雪 雪 また雪よ
津軽には七つの 雪が降るとか
こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪
みず雪 かた雪 春待つ氷雪


13.大雪(だいせつ)よ


14.ラスト・シーン